犯人に縄を掛けられている最中も休まず悪態をついていた少女は
一通り縛り上げられ犯人が立ち去る後ろ姿にさえもくぐもった怒りの声を出していた
数分後・・
犯人が立ち去った後、逆海老状態で放置された少女は途方に暮れ
とにかく今の状況から逃れようと必死に身体を動かし縄を解こうと奮闘し始める
一時間後・・・
藻掻けば藻掻くほど縄は解けるどころか身体に容赦なく食い込んでいく
いつしか少女は縄抜けするどころか、食い入る縄の痛みに出来るだけ身体を動かさないようになっていた
縄の痛みの他にも逆海老という窮屈な体勢に身体は次第に悲鳴を上げ、湿った鼻被せの布が少女の呼吸を奪っていく
次第に周りが暗くなり、少女自身にも焦りが見え始める
(このまま・・誰も来なかったら、どうしよう?)
焦りはいつしか恐怖に変わり、少女は苦しみと共に味わう孤独感に押し潰されそうになっていく
三時間後・・・・・
すっかり日が暮れた頃、微かに聞こえてくる足音
薄れそうな意識の中で少女が目にしたのは、残念ながら救出者ではなく犯人の姿であった
弱り切った身体を小刻みに揺らしながら少女は犯人に言葉にならない子細い声を出しながら解放して欲しい素振りを見せる
しかし犯人は手に持つダクトテープをビリビリと剥がしながら少女に近づいていくのであった・・・
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強気に反発心剥き出しな子がどんどん心が折れて来て
最終的には弱気に涙目で犯人に懇願する描写なんてのは、やっぱりいいですな〜
そこでさらに絶望的な要素を与えて呻き交じりに泣き喚く展開になっていくのもこれまた・・げへへへ・・・
ちなみに投稿時のコメント欄に
「実際に口に出して言うもよし、猿轡されて目で訴えるもよし、いやぁ女の子って素晴らしいですな。」
と頂いていたこともあって
今回は目で訴えるシチュで書かせてもらいました^^
それと着色時にあらためて思いましたが
時間経過を物語るのに猿轡部分の唾液表現は使えるな〜って(笑)
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