倉庫の一室に監禁された一人の少女
少女が睨みを利かせる先には嘲笑いの表情を浮かべる犯人二人が立ちはだかっていた


「うー!むうーー!!」


「ほお、こんな状況になっても怯まないなんて大したお嬢ちゃんじゃないか・・・」


「こりゃあ後でのご褒美が楽しみだぜ、へへへ」


「しかしまあ、お嬢ちゃんも運が悪かったな
 もしもあの時あの場所に通り掛らなかったら、俺たちの取引なんそ目撃せず
 何事もなく家に帰れただろうに・・・」


「これがお嬢ちゃんの運命だったんだよ
 最後は俺達の暖かい手で解放されながらぐっすり眠っておくれ」



   

「ぐうー!!」


縛られた足首を前に突き出し、なお抵抗心を緩めない少女


「はっはっはっ!実に活発な奴だ
 そんな強気もここに閉じ込められ続けることでどこまで持つかな?」


「独房の恐怖感をじっくりと味わうんだな」


犯人二人はそう言うと
縛った少女を残し倉庫の部屋の扉を施錠する・・・





      




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