頂いたコメント(一部抜粋)


私は犯人が立ち去って二人で協力しあって縄を解くのに興味があります
妹はあきらめモードだが強気な姉は脱出を試みる。
もちろん、強気の姉は犯人が部屋を出て行った後、角ばってる物に縄を擦ってちぎろうと頑張ってるw

→ 縄を解くのにも、“姉単独型”か“協力型”かの二種類あったかと思いましたが・・・
  TripleQの固定概念で、姉→妹の協力型で進行してしまいましたm(_ _)m
  でも今回絵だけ見ると・・ただの背中合わせにも見えてしまいますね、技量少故に勘弁orz



最初は犯人に反抗的な態度をとろうとする姉
Q1のドアを開けた姉の第一印象が強気っぽかったからw
ずっと縛られてた妹さんは弱気に、捕まったばかりのお姉さんは強気に!

→ 「年上だから」「強気顔だから」「拘束され立てだから」「泣いて無いから」・・・
  こう考えると、初めから姉強条件がかなりあったのですね(笑)



どうせなら犯人も女性で。
女性の犯人が強気な女、弱気な女の両方を手に入れて…
犯人の「女性」が戻ってきて・・・。
犯人の性別は女性の方がいいですね。

→ 犯人男説の意見が全く無かったわけではないのですが・・・
  圧倒的に女性説が有力だったので、性別問いは省きました〜



「さてと、それじゃ続きと行きますか♪」
私はそう言うと、意気揚々と部屋を出て行った。部屋に残っているのは私が縛り上げてやった姉妹二人だけだ。
「んんー、んんー!」
「むぐーっ、むぐーっ…」
2人ともよく泣いてるわね…無理も無いか。家に帰るなり見知らぬ女(まあ私のことだけど)に縛られて放置されるんだから。
あの姉妹、この後どうしようかな。大人しく解放してやるか、それとも…。

(あいつはどっか行ったみたいね。よし、今のうちに…)
帰ってくるなり縛り上げられた妹との対面となり、
その上状況を飲み込む間も無く縛り上げられた優希は当然のことながらパニックに陥り、
ただ泣き叫ぶことしかできなかった。その彼女を正気に引き戻したのは、横で泣き叫んでいる妹の存在だった。
(せめて美希だけでも逃がさないと…何か使えるものは…)
必死に何か使えるものを探す優希。その目に飛び込んできたのは、妹の机の上のペン立てに刺さっているカッターだった。
(あれなら何とか切れそうだ)
不自由な肢体をくねらせてなんとか机のそばまで移動し、立ち上がろうとする優希。
しかし焦っていることに加え、靴下のせいで足が滑ってなかなか立ち上がることができない。
(早くしないと奴が…んっ?)
焦る優希の足に何かが当たる。驚いた優希が見下ろすと―

(あれ、お姉ちゃん…?)
助けに来た姉が目の前で縛り上げられ、絶望のどん底へ突き落とされた美希。それでも、隣にいた姉が動き始めたのには気づくことができた。
(一体何を…)
姉を見つめる妹の視線にも気づかず、ただ一心不乱にその身をよじりどこかへ向かおうとする姉。
(あっ、そうか、私のカッターで…)
机を支えに何とか立ち上がろうとする姉。しかし、何度やっても滑って尻餅をつくばかりである。
(お姉ちゃん…今行くよ!)
覚悟を決めた美希はその身をよじり、姉の後を追った。

(美希?…そうか!)
優希は妹の体に足を押し付け、数度目の挑戦を始める。
先ほどまで空を切っていた足は今度は妹の体に当たって止まり、姉の上半身は机に沿って持ち上がっていく。
(よし、後は…)
立ち上がった姉は後手でペン立てを探す。すぐに冷たい金属の筒が手に触れ、その中から目的の品を探す。
ガシャッ!!
取り出す時に上手くカッターが抜けなかったのか、ペン立てが大きな音を立てて倒れる。
ビクッとして一瞬優希の手が止まるが、すぐに座り込んでカッターを持ち直し、妹の手首に近づける。
(焦っちゃだめ、焦っちゃだめ…)
急がないと奴が戻ってくる、でも妹の手首まで切ってしまっては元も子もない。優希は慎重にカッターを持つ手に力を込めていった。
ブチッ!!
縄の切れる音とともに手の感触が変わる。妹がもぞもぞと手を動かして縄を解きにかかる。
(ここまで来れば…)
「はい、ご苦労様♪」
「んん!?」

マジで危なかった―きっと今日ほど神様に感謝した日はないだろう。私は正直そう思った。
「偶然にも」姉が帰宅するのに気づいただけでなく、「偶然にも」この馬鹿姉妹が脱出する寸前に物色を終えて戻って来れるなんてね。
「んんー!」
「むぐー!」
騒ぎ立てる姉を無視して、私は暴れる妹を押さえつける。幸いにも解けたのは手首の縄だけのようだ。
前の縄はとりあえずそのままにして縛り直しにかかる。
ドンッッ!!
おやおや、姉の方が私に体当たりを仕掛けてきた。不自由な体で…泣かせる話だねえ。
ドンッッ!!
私は妹を押さえたまま、二撃目を入れようと向かってくる姉の腹に蹴りを入れてやった。
実は空手にはちょっと自信がある。姉は吹っ飛んで壁にぶつかったが、それでも目だけは私を睨みつけている。
「はい、縛り直し完了!」
私の眼前で必死で身をくねらせ暴れる姉妹。まあ、そんなことで解けるような縛りしかできないなら、妹が帰って来た次点で逃げ出してるよ。
「んんー、んんー!」
「むぐーっ、むぐーっ!」
この姉妹にとっては不幸なことに、大人しく解放してやるという選択肢は既に無くなってしまった。
「さて、今からどうして欲しい?」
姉妹の目に怯えの色が戻ってきた。さて、私は今どんな顔をしているのかな?

→ また貰いましたぷち小説^^
  「姉:優希、妹:美希」と命名を頂きましたよー



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