たまには雰囲気を変えた色塗りしてみようと水彩画チックにしようとしましたが
ちと甘かった・・・
水彩画調に塗るの、すんごく難しい(汗)
塗りむらが一切隠せないという恐怖・・・
オマケに猿轡忘れたあ〜(涙)

でもまたいつか挑戦だ!


「……叫ばないんだね」
女は呟いた。視線の先にいる少女は、ずっと空を見ている。
雲がゆっくりと流れていく。
「叫んでもいいんだよ」
女は、うつむいて喋る。
「貴方が叫べば、私は警察に捕まるんだよ。貴方は開放されるんだよ」
少女は、静かに顔を女に向ける。女は上目遣いに少女を見た。
被害者と加害者の視線が交差する。
沈黙を破ったのは、少女だった。
「──喋りませんよ。叫びませんよ。私は、確かに貴方を怨んでいます。いきなり私を縛って、ここに監禁して。だから、私は黙っているんです」
「……え?」
「貴方が自分の手で何か行動を起すまで、私は何もしません。そうすれば貴方は、ずっと私とこの部屋で暮らすんです。これほどまでの仕打ちは、無いでしょう?」
呆気に取られた女に向かい、少女は柔らかく微笑んだ。
「それに、貴方の作るご飯、美味しいですからね」
──奇妙な生活の始まりだった。  (COSMICさんからのエピソードです♪)
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